エアコンのガス漏れの原因で、配管の腐食・電食は意外とあります。
ガス漏れ箇所の発見のヒントになればと思います。
配管の腐食・電食
配管のガス漏れを調べるには、断熱材を切り開いてみます。
断熱材の中は見事に油まみれです。
ガス検知器でも確認しましょう。
断熱材の中身
普段は綺麗な銅配管も
腐食してガスが漏れる状態は
真っ黒になって油まみれになっています。
ガス漏れの穴はとても小さく、肉眼では見えません。
腐食・電食の起こりやすい箇所
腐食・電食の起こりやすい箇所は、横びき配管です。
配管と断熱材の間には結露等で水が溜まります。
横びき配管や、上の写真のように下がった部分はずっと水に浸かった状態になります。
配管にも微弱な電流が流れているので電食を起こします。
又は「アリの巣状腐食」を起こします。
アリの巣状腐食
アリの巣状腐食の原因は、蟻酸・酢酸等のカルボン酸です。
カルボン酸はアルコール類・油類・酸化防止剤・消臭剤などが酸化すると生じます。
パン類、大豆発酵食品などの発酵食品の雰囲気にある熱交換器はこれでかなり頻繁にやられます。
最近では、消臭剤やアルコールをエアコンに直接かけることが原因と見られるガス漏れが多いので、メーカーが注意を促しています。
配管の腐食・電食を防ぐには
配管の腐食・電食を防止するには
配管の断熱材の間に水が溜まりっぱなしにしない
ことが大切です。
まず、水が入っていかないように断熱材の端を結束バンドで縛ったり、コーキングで処理をします。
しかし、断熱材の中が結露して水が溜まることもあります。
なので、水が抜けていくように配管の一番低い箇所の断熱材を切ってあげます。
ラッキングの中等目立たないようにしましょう!
まとめ
配管の腐食の修理は、配管の色の変わっている部分を交換します。
黒く変色した部分はろう付けする時にロウを弾くことが多いのでサンドペーパー等できちんと処理するか、エキスパンダーで膨らませてメス側にしてろう付けしましょう!