ルームエアコンの取り付け方  右配管編

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エアコン工事を始めた方や、DIYでエアコンを取り付け、交換したい方にもわかり易くルームエアコンの取り付け方を紹介します。

右配管で取り付ける(バックハンガーの右側に穴がある)方法を紹介します。

室内機にVA線(VVFケーブル)を取り付ける

室内機から室外機までの距離を測り、十分に届く長さのVA線を用意します。

VA線は小さいエアコンだと1.6mmでいいのですが、メーカーによっては2mmを使うように指示が出ているので、エアコンの大きさに関わらず2mm×3芯を使用するのが無難です。

接続場所は室内機の右側にあります。

カバーと「電線おさえ」を外します。

室内機の裏側からVA線を入れます。

VA線にマジックで、「差し込みの長さ」と「電線おさえ」の位置を印します。

印の位置でVA線を剥きます。

差し込む長さは、エアコン本体か「工事説明書」に記載されています。

VA線を差し込み、電線おさえを取り付けます。

「電線おさえ」の部分はVA線の灰色の被覆をおさえるようにしてください。

あると便利なVA線ストリッパー

軽くてかさばらない「VA線ストリッパー」は、簡易的ながらエアコン工事には最適な便利グッズです。

スパッと切れます。

3本まとめて剥けるので楽ちんで早くて綺麗です。

配管、ドレンをまとめる

VA線が取り付けれたら、室内機をひっくり返して配管とドレンを穴に通せるように準備します。

配管の先には「フレアナット」が付いているので、モンキーやスパナを2丁使い外しておきます。

配管の中にゴミが入らないように、テープなどを貼っておきます。

配管を垂直に起こし、ドレン配管とVA線とまとめます。

この時に、「ドレン配管」が穴の下側になるようにします。

VA線がドレンの下になると貫通穴の中でドレン配管が持ち上がってしまうことがあるので気をつけます。

位置が調整できたら、テープを巻きます。

テープはフレアナットが締めれるギリギリまで巻きます。

貫通穴の外に出るまでテープを巻いていかないと、貫通穴の中で断熱材が開いてしまいます。

このままでは穴に通しにくいので、仮にテープで巻いてまとめます。

エアコンテープは粘着力が強いので、剥がす時に「冷媒配管」の保温がボロボロになってしまうので、電線用の「絶縁テープ」でまとめます。

室内機のコンセントも調整します。

コンセントは結束バンドでまとめられています。

この状態のまま取り付けるとコンセントケーブルが熱を持つので、必ずバンドを外してコンセントケーブルを伸ばした状態にします。

必要な長さより少し短く調整して内側にテープで貼り付けておきます。(後で引っ張って調整できます)

この時に、コンセントケーブルが、室内機の「バックハンガーにかかる爪」の中に入らないように調整します。

これで準備OKです。

室内機をバックハンガーに引っ掛ける

室内機をなるべく取り付け位置の近くに置いて、VA線をねじれないように伸ばして穴から屋外に出します。

線を送りながら室内機を持ち上げて、バックハンガーの上側に室内機の爪を引っ掛けます。

上の爪がきちんとかかっていることを確認して、ゆっくり下の爪もかけます。

下の爪がかからない場合は、爪に線が入り込んでいます。

コンセントはまだ差しません。

まとめ

ポイントは、VA線の灰色の被覆の上を「電線おさえ」でおさえる。

ドレン配管を穴の一番下になるようにまとめる。

コンセントケーブルは「結束バンド」を取り、伸ばした状態にする。

です。

ありがとうございました。