こんにちは黒犬です。
家電製品の中でもそこそこ高いエアコン。
しかも取り付けるには工事費もかかります。
「じゃあ自分で工事しちゃえ!」って人もいて、ネット検索すれば取り付け方法はいくらでも出てきます。
黒犬自身もDIYは好きですし、「個人がDIYでエアコンを取り付ける」ことは否定するどころか、賛成派です。
今更「取り付け方」はネットでたくさん出てくるのでここでは書きませんが、注意点があります。
そもそもDIYでエアコン取り付けは可能なの?
可能ですよ!
エアコン本体はネットで買うと、僕たちの仕入れ値より安く買えるし、その他の材料もホームセンターで揃います。
唯一必要な真空ポンプもレンタルがあります。
取り付け方もネットで見れますしね。
素人とプロの違いは?
工事にかかる「時間」だけです。
・エアコン本体と必要部品を購入。
・使う道具を購入したり借りたりする。
・取り付け工事する。
DIYなら安くエアコンを取り付けられる?
安くはなりません。
「フレアツール」「真空ポンプ」「圧力計」などの専用工具は結構します。
「冷媒配管」もホームセンターだと高いです。
それに、DIYにかかる時間はどうでしょうか?
あなたの一時間の価値はいくらですか?
一番安くエアコンを取り付けたいだけなら業者に任せてください。
体験のため、技術習得のためのDIYなら僕はあなたを応援します。
DIYでエアコンを取り付けてみよう!!
DIYで一番簡単なのは既設のエアコンの入れ替えです。
すでに穴も空いています。
室内機、室外機の位置も決まっています。
化粧カバーも付いているかもしれません。
配管は両端がフレア加工しているものが商品として発売されています。
ドレンホース・VVFケーブル・ビニールテープぐらいでOK!
ただ「真空ポンプ」は必要なのでレンタルしましょう。
どこでも紹介されている虫除けの「ドレンキャップ」は少し注意が必要です。
ドレンが詰まりやすくなるので、定期的な掃除が必要になります。
それならドレンホースの端っこに、剥いだVA線を1本か2本ブスッと挿しとけばOKです。
DIYするときの注意点
工事不良のエアコンの不具合、故障はメーカー・販売店の保証外になります。
「工事取り付け説明書」にも
「工事は専門の従事者以外は行わないこと」と明記されてあります。
完全な自己責任で行ってください。
真空引き
真空引きは「真空ポンプ」でしなくてはいけません。
バルブを少し開けてシューッと空気を追い出すエアーパージは
現在フロン排出抑制法で罰せられます。
罰金&前科が付きます。
ネットの情報に注意して!
ネットで検索するとたくさんの情報に出会えます。
エアコンの専門業者的なサイトでは「本当にエアコンの業者か?」と疑わしくなるような頓珍漢な説明が書かれています。(しかも上位に)
作業方法は間違ってはいませんが、根拠や説明が無茶苦茶です。(言いたいことはわかるけど)
古い記事には「真空ポンプは必要なし!」とあったりするけど、現在では罰金&前科です。
安い工事費
工事費の安すぎる業者はそれなりの理由があります。
大きい空調工事の時には、職人さんを呼んで「応援」してもらいます。
しかし僕らが忙しい時はやっぱりどこも忙しく、職人さんの取り合いになります。
そんな時に「暇な職人さん」は怖くてお願いできません。
これ以上はアレなんで察してください。
黒犬の知人(メーカーのエアコンサービスマン)が急に転勤になり、自分のエアコンの移設する時間がないので安い業者に見積もりを出したら
「移設すると必ずフロンガスが抜けるので、補充に10000円必要」
と、とんでもない返答があったそうです。
※注意 移設でフロンガスが抜けることはありません!
安い基本料金の業者は追加料金で儲けます。
家電量販店でエアコンを取り付ける業者さんも、何件も工事しないと日当になりません。
工事費、高いですか?
まとめ
最近「コストパフォーマンス」が話題ですね。
飲食店の「原料費」とか注目されがちです。
時間さえかければどんな「職人の技」もDIYでできます。
エアコンも付けれるし、家も建てれます。
高級料亭の料理も作れます。
素材を見極めて、最高の技術を身につけて、料理すれば良いだけです。
「材料費」だけ見れば料理の値段より安く付きます。
実際、それだけの技術や知識を身につけるにはどれぐらいの時間が必要でしょう?
「技術」「知識」を使ってお客さんの「時間」を売っています。
安い・高いより、その「時間」の価値が「コストパフォーマンス」です。
「技術」「知識」を経験できるのがDIYです。
ぜひ、DIYでエアコンを取り付けてみてください。
ありがとうございました。